あの日見たオトを今日も唄うよ
前作、傑作フルアルバム「テルハノイバラ」から9ヶ月。
新曲を含む全7曲を収録した秀吉のミニアルバム『アトノオト』が発売!
バンド結成10周年を迎えた2014年の傑作『テルハノイバラ』から約9ヶ月ぶりの新作となるミニアルバム『アトノオト』には、新たな幕開けを感じさせる新曲「夏のあと」とバンド初のインスト曲「アトノオト(inst.)」が収録されているほかは、7年前にCDデビューを果たす以前の楽曲が再構築して収められている。前作『テルハノイバラ』で感じられた現在の秀吉の確かな自信が、さらに確実なものになっていることがわかる大傑作である。
結成当初の楽曲からも全く古臭さを感じないのは、時代に左右されずに自分たちの音楽を追究してきたからこそ感じられること。バンド史上初となるアナログテープを駆使したミキシングにより、より深みをましたサウンドメイクにも納得がいく。それと同時に、3ピースのタイトなアンサンブル、柿澤秀吉が人懐っこくも透明感のある歌声で美しいメロディーを紡いでいく、あの秀吉節は10代の結成当初から健在であったことにも驚かされる。そして今作では、山下達郎やORIGINAL LOVEを彷彿とさせるシティポップなアレンジが施された“放課後”や、ピアノの美しい音色が一層響く“レモンの飴”などから、確実な音楽センスの広がりも伝わってくる。また歌詞からは、幼い頃の自分が見た夢と対峙する現在の自分を夏の太陽の眩しさに例えて描かれた新曲「夏のあと」や、<言葉にできない想いがあるから><僕はこうして歌っていくんだよ>と音楽に対する想いを愚直なまでに真直ぐに描いた"淡い夜"といった新旧の歌詞から、不思議と前作以上の自信や強さを感じることができる。
『アトノオト』というタイトルには、夏のあと=夢のあと。夢を通りすぎたあとも終わらないものの表現という気持ちが込められ、また、デビュー以前の自主制作CDのタイトルが『アワイオト』であったことにも由来しているのだろう。「昔の曲って今の自分ではなんとなく恥ずかしい言い回しだったりで避けてたんですけど、最近改めて聴いた時に不思議と、今歌いたい唄だと感じた。」と柿澤が語るように、結成11年
を超え、様々な経験をしてきた彼らだからこそたどり着いた現在。その先に起こる何かに期待させられてしまう『アトノオト』という作品は、まさにそんなアルバムだ。
DISTRIBUTION
アーティスト別表示
アトノオト
- 1. 夏のあと
- 2. 雨音フィルム
- 3. ひらり
- 4. 放課後
- 5. 淡い夜
- 6. レモンの飴
- 7. アトノオト(inst.)